2000/03/07 
Where are moral, you?
駅前を歩いていると、逃げない鳥に出会いました。パンをあげました。


3/7 The bird

ゲーセンの前を通ると、えびがぎゅうぎゅうに詰めこまれた「えびキャッチャー」が
おいてありました。他の人形キャッチャーと並べられ、静かに釣られるのをまっています。
時々人がプレイし、失敗して落下するショックで目や足がもげたりします。
それを見て、胸が苦しくなりました。

えびA「いたい。いたいよう。足がもげちゃったよう。治るかなぁ。僕の足、治るかなぁ。」
えびB「治るよ。ほら、こうしてあてがっておけばつながるよ。」
えびBはもげた足をAにあてがってあげる。
えびA「ありがとう。ありがとう。」
つながるはずもなく、しばらくして、えびAは動かなくなった。えびBは泣いた。
えびB「ちくしょう!ちくしょう!ちくしょう!僕らはおもちゃじゃないんだ!」
人間「残酷?残酷ではありません。釣堀と同じですよ。」

帰り道にサラリーマンがやる。中高生がやる。子供たちが見る。
子供の目。子供の心で。「足もげてるよー。」感受性の高い、思春期の心で。
みんな本当にそれを持って帰って料理して食べる?いや、子供は残酷だ。
「おめーそれホントに持って帰って食うの?」「だせー。」
で、公園で「えび遊び」。本当に食べられるえびは一部だろう。

食べ物をおもちゃにしてはいけないと言う人は、もう居ない。
全ての生き物に思いやりを持って接しなければいけないと言う人は、もう居ない。

逃げない鳥よ。早くここから離れて、どこかへ。

えびキャッチャー:UFOキャッチャーのえび版。ゆでて食べられる。明るくニュースにも取り上げられ
結構流行りましたが、やはり問題もあり、撤去されているところもあるようです。
こんなゲームの登場も、時代の変化かもしれませんね。危機を感じているのは少数派かもしれません。
(このお話はフィクションです。本当は、食べ物や生き物をおもちゃにしてはいけないと言う人は、まだいます。)



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