2001/11/24 
Plastic love
今日はタイムカプセルを開けに行く。小学校3年生のときに埋めたものだった。
午前中は仕事があり、ちょっと遅れ気味で会場に到着した。
先生や友達は変わっていなかった。10年やそこらで人は変わるものではないのだろう。
友達には「変わったね」とも「変わってないね」とも言われる。
「変わってないね」と言われると嬉しい。それは僕が君をく知っていて、
君も僕をよく知っているという、「ねがい」でもあると思うからだ。

学年主任だったような先生が挨拶していた。
僕の頭の中には、当時よく聴いていた曲が流れた。

Far have I travelled and much have I seen
dark distant mountains with valleys of green.
Past painted deserts the sunset's on fire
as he carries me home to the Mull Of Kintyre...

同級生同士で結婚したYは、子供を2人連れていた。
パパになっても、変わりない友達。
彼が手に入れたものは何だったんだろう。即答で「アイです」とでも言うのだろうか。
彼に聞いてみようか。いや、なんか変だからやめておくか。

タイムカプセルを開けた。僕の書いたものもあった。
それと比較すると、やはりみんな変わってしまったのかもしれないな。
みんな、同じ「例の影響」を受けて、同じ方向にシフトされている。
でも、そんなことはどうでもいいのかもしれないな。

僕の将来の夢は一言、「まんがかになる」だった。
僕が無くしていたものはこれだったのかもしれないし。
やっぱりそういう問題ではないかもしれない。

一人の友達は僕に聞いた。「今何やってるの?」
僕はチャンスなので言ってみた。「アイを探しているよ」
2人は笑った。

時々近所で会い、僕に笑顔を見せていたIさんは、Sにも同じ笑顔を見せていた。
まず達観も無く、友達と比較したわけでもなく、劣等感を感じたわけでもなく、
僕のここまでの人生は、50点くらいで、どっちかといえば失敗したかなと感じた。
今夜寝たら、夢が覚めて、僕の召使いが「今度のゲームは50点でした。」と言い、
僕は「そうか。残念だった。あの時ああしていたらもうちょっとはいい線行ってたよね。」
とか言うんだろう。

それは冗談として。

その後、皆で校歌を歌った。1学年に120名ほどいたはずなのに、30人位しか来ていない。
みんなまじめに歌わないのを見て、ちょっと嬉しくなった。

誰かが言う、「また10年したら会おうか。」
10年たったら35。その次は45。
55、65、75、その辺で終わり。人生は短い。

なんにせよ、もう、取り戻せないものはある。
それをしょうがなかったと開き直るよりも、今は思い切り後悔してみよう。

その後、数人の同級生とファミレスで深夜まで話しこみ、解散。
近いうちの再会を約束した。

それにしても、なんというカプセルを開けてしまったのだろう。
明日からはまた、仕事にもどらなければならないのに。

ベストには「Mull Of Kintyre」



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