2000/04/24 

今日は約束の日。友人と会って、別れる。

その後、気づくと旧居にいた。
四角い空間に、持っていけなかった黒い箱だけがあった。
他に何も置いていないせいか、いろいろな所によく響いた。
いつまでたっても面倒な2つの思いは止揚されない。先が思いやられる。

止揚・揚棄:アウフヘーベン:Aufheben(独):uplift(英)
弁証法にとって重要な事項の一つ。
枝分かれした矛盾していると思われている様々な事象を、それぞれの本質を保存したまま
統合し、階層的上位に発展させること。

例えば「光だ」と「闇だ」は矛盾し対立するが、既にその存在は止揚され統合されている。
しかし、「神は居る」と「神は居ない」ということは現在我々がその統合方法を知らないまたは
その方法が無いために、矛盾したままになっている。
逆に、その統合方法を見つけることが出来れば、人間はまた一歩真理に近づき、
その理性を発展させることが出来るだろう。

広辞苑によると「矛盾する諸契機の統合的発展」とある。
要は考え方を統一し、より上層に引き上げることである。

世界が何らかの一定の法則を持って存在し続けているのならば、全ての物事の矛盾の原因はモノではなく
人間の心の中にある。
あるとき、自分と誰かとが対立してしまったときも、より広い視点を見つけて止揚し、
矛盾を無くすことによって分かり合うことが大切だと考える。



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